2.自分でできる事


 全く疑問をさしはさむ余地はありません.耳にタコが出来る程聞いた食事療法,運動療法です.糖尿病医によって決められた食事の単位数は思い出しましたか?糖尿病の食事療法では80kcalを1単位として扱うと云う程度の事は思い出して下さい.身長が160cm位の人で余り体を動かす事のない方なら恐らく大体20単位(=1600kcal)前後でしょう.運動療法は一日に3単位程度を云い渡されている事でしょう.

 始めはそれなりに真面目にやっていた食餌療法も半年もすれば忘れがちになっているかもしれません.運動療法もいつのまにか2日に一度,3日に一度,最後には1週間に一度程度になっているかも知れません.本当にやり続ける事は難しい問題です.そこで是非,なにか目標になるようなスポーツをされると良いと思います.そう!学生時代に親しんだスポーツ!もう今は全然してないようなものをもう一回やりなおしてみると云うのはどうでしょう.

 私は(自身は糖尿病ではないのですが)30歳を越えたあたりで肥満に気付きそれまで適当に遊んでいたスキーを再開し,中国拳法(今はもうやめています.いくら防具を付けるといってもこの年齢で頭がくらくらするまで殴られるのはご免です.もっともコンタクトのない拳法ならいいかも知れません.太極拳や形意拳等はおすすめですね)もやり,最近クライミングも再開しました.若い時と違い,それなりに自身の体を振り返りながらゆっくりやるのも楽しみのひとつです.これは面白い!!と感じられるものが見つかれば,上達の為に必ずトレーニングをしたくなるものです.

 それでもそんな暇も面白そうなものもないと云う方には私はスクワットをお勧めしています.これこそ究極のどこでもいつでもひとりでも出来る運動です.但し,膝などの悪い方や余りに体重のある方はフルスクワットは行わないで下さい.ハーフスクワットで充分です.ポイントは足をやや開きお尻をその間に落とし込むようにかがみます.決して背筋は曲げないように.手の位置はどこでも良いでしょう.膝が直角迄曲がればそれで充分です.全く最近は運動をしていないと云う方なら最初は30〜50回が良いでしょう.それでも翌日には筋肉痛になるかもしれません.最終的には200〜300回を目ざしてみましょう.スクワットは有酸素運動と筋力トレーニングを兼ね備えた素晴らしい運動です.なれて来ると息が切れなくなってきますが,そうなった場合はスピードアップすればいいのです.

 膝がどうしてもと云う方には自転車をお勧めします.軽いギアで早い回転数でペダルを回しましょう.出来れば漕ぐと云うより,回すと云う感覚を身につけて下さい.気分がのってきたら自転車用のぴったりとしたサイクリングパンツを履けば一層気分は盛り上がりますしお尻も痛くなりません.


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